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https://github.com/kimushun1101/platex-vscode-template
日本語pLaTeX をVS Code で書くためのテンプレート
https://github.com/kimushun1101/platex-vscode-template
latex-template platex vscode
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日本語pLaTeX をVS Code で書くためのテンプレート
- Host: GitHub
- URL: https://github.com/kimushun1101/platex-vscode-template
- Owner: kimushun1101
- License: mit
- Created: 2023-03-19T00:48:16.000Z (almost 2 years ago)
- Default Branch: main
- Last Pushed: 2024-08-17T07:16:02.000Z (5 months ago)
- Last Synced: 2024-08-17T08:27:22.075Z (5 months ago)
- Topics: latex-template, platex, vscode
- Language: TeX
- Homepage:
- Size: 75.2 KB
- Stars: 33
- Watchers: 1
- Forks: 1
- Open Issues: 0
-
Metadata Files:
- Readme: README.md
- License: LICENSE
Awesome Lists containing this project
README
# platex-vscode-template
**[開発環境構築](#開発環境構築)の方法も記述しています.**
Visual Studio Code (VS Code) で日本語論文をLaTeX で書くときのテンプレート.
pLaTeX でのビルドを行う.
**Windows ユーザーが極力 GUI で環境構築をしたいという要望にお応えするために[説明スライド](https://kimushun1101.github.io/How-to-use-platex-vscode-template/how-to-use-platex-vscode-templete.pdf)を作成しました.**
LaTeX 自体の説明や書き方については,[sample.tex](./sample.tex) や[岡島先生の制御工学ブログ](https://blog.control-theory.com/entry/latex-paper) などが参考になると思います.| ディレクトリ | 含まれるファイルの種類 |
| ------------- | ----------------------------------- |
| .devcontainer | Dev Container (Docker) の設定ファイル |
| .vscode | VS Code 用の設定ファイル |
| fig | 論文に使用する画像ファイル |
| out | LaTeX による生成ファイル(PDF もここ) |
| scripts | VS Code Tasks から呼ばれる便利スクリプト |## よく使うショートカットキー
| ショートカットキー | 機能 |
| ------------------------- | ------------------------ |
| `Ctrl` + `Alt` + `B` | ビルド |
| `Ctrl` + `Alt` + `V` | PDF を表示 |
| `Ctrl` + `Alt` + `C` | 中間ファイルの削除 |
| `Ctrl` + `Alt` + `M` | 数式プレビュの表示 |
| `Ctrl` + `Alt` + `J` | PDF の該当の場所にジャンプ |
| PDF を `Ctrl` + `クリック` | .tex の該当の行にジャンプ |.tex ファイルの保存時にも自動ビルドが実行される設定としている.
## 開発環境構築
前提として[VS Code](https://code.visualstudio.com/) をインストールしてください.
[Git](https://git-scm.com/) は必須ではありませんが,インストールすることを推奨します.
LaTeX の環境はTeXLive を使用しますが,以下の3つの方法から選択できます.### ネイティブ
OS によってインストール方法が異なるので[TeXLive のページ](https://texwiki.texjp.org/?TeX%20Live#w628bee6)を参照.
Windows の場合にはコンパイル速度が遅いので他の方法をオススメします.### Docker
OS によってインストール方法が異なるので[Docker のページ](https://docs.docker.com/engine/install/)を参照.
現在のPC にLaTeX の環境構築をしたくない場合にオススメ.
Windows の場合にはネイティブよりもコンパイル速度が速い.### WSL (Windows Subsystem for Linux)
Windows 限定.
Windows でもっともコンパイル速度を出すならばこれ.
環境構築は以下のコマンド3 つで完了する.
まずWSL をインストールするために,PowerShell を**管理者権限で実行**して以下のコマンドを入力.
```
wsl --install
```
その後PC を一度再起動する.
PowerShell を開き,以下のコマンドを入力することでWSL にUbuntu をインストール.
```
wsl --install -d Ubuntu
```
ユーザ名とパスワードを設定してログインされた後,以下のコマンドでTeXLive をインストールする.ついでに Git と ImageMagick もインストールしておく.
```
sudo apt update && sudo apt install texlive-full git imagemagick -y
```## 動作確認
1. Git を使用していない場合には,GitHub ページの `<>Code▼` から `Download ZIP` して展開し,VS Code で `File`→`Open Folder` でこのフォルダを開く.
Git が使用できる場合には以下のコマンドで,このリポジトリをクローンして開ける.```
git clone https://github.com/kimushun1101/platex-vscode-template.git
code platex-vscode-template
```2. [Docker の場合](#docker)は,Docker を起動した後にウィンドウ左下の`><` をクリックして`Reopen in container` を選択.
Docker 以外の場合には,推奨拡張機能をインストール.
`Ctrl` + `Shift` + `X` でExtensions を開き`Search Extensions in Marketplace` のテキストボックスに`@recommended` と入力すると表示される,以下の拡張機能をinstall をクリック.
- [LaTeX Workshop](https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=James-Yu.latex-workshop)
- [テキスト校正くん](https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=ICS.japanese-proofreading)
- [Code Spell Checker](https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=streetsidesoftware.code-spell-checker)
- [Tasks Shell Input](https://marketplace.visualstudio.com/items?itemName=augustocdias.tasks-shell-input)
3. `sample.tex` を開いた状態で,`Ctrl` + `Alt` + `B` でビルド.
4. ビルドの完了後に `Ctrl` + `Alt` + `V` で生成したPDF を確認.
5. 論文を提出する学会などが配布しているTeX ファイルやそのスタイルファイルをこのディレクトリにコピーアンドペーストして,手順3,4 と同様の方法でビルド,確認.
現在のディレクトリをエクスプローラーで表示したい場合には,`Ctrl` + `Shift` + `X` で Explorer を開き,右クリックを Reveal in File Explorer(日本語だと「エクスプローラーで表示する」)をクリック.## GitHubによるバージョン管理
[動作確認](#動作確認)したディレクトリでそのまま作業を進めても良いが,以下の手順で,ご自身のGitHub にリポジトリを作成してバージョン管理することをオススメします.
1. [GitHub](https://github.com/) アカウントの作成.
2. `Use this template▼` から`Create a new repository`を行う.Private リポジトリとすることを推奨.
3. `Code<>▼` から作成したリポジトリのパスをコピーして,端末で`git clone 作成したリポジトリのパス`を実行.
4. [動作確認](#動作確認)と同様にビルド.
5. 作業の区切りの良いところでgit add, commit, push する.
[VS Code 上でGUI を用いた操作](https://miya-system-works.com/blog/detail/vscode-github/)も可能.## BiBTeX
BiBTeX を用いると参考文献をフォーマットを揃えて自動で出力してくれるようになります.
ただしBiBTeX のスタイルファイル(.bst)を配布してくれている学会は少ない......
- `reference.bib` は[Zotero](https://www.zotero.org/) や[Mendeley](https://www.mendeley.com/) などの文書管理ツールのエクスポート機能などで作成するか,[Google Scholar](https://scholar.google.co.jp/) より調べて`引用`→`BibTeX`などからコピーアンドペーストして加筆していくとよい.
- bst ファイルが提供されていない場合には,`out/sample.bbl` を`sample.tex` にコピーアンドペーストして,提出先が要求するフォーマットに手動で修正してください.## VS Code Tasks
(Ubuntu,WSL でテスト済み,Mac は未テスト,Windows ネイティブとDocker は未対応)
`Ctrl` + `Shift` + `P` で開くコマンドパレットに `run task` と入力して実行したい処理を選択できる.
- `convert a image file into the eps format`
fig ディレクトリにあるファイルを 1 つ選択する.そのファイルを eps に変換して fig ディレクトリに格納します.
(古いスタイルファイルなどでなければ,PNG や JPEG,PDF も読み込めますので不要です.)
ImageMagick のインストールが必要です.
- `delete Zone.Identifier`
fig ディレクトリにある Zone.Identifier ファイルを削除します.
Zone.Identifier ファイルは Windows から画像ファイルを WSL のフォルダに移したときに生成される.
- `convert from SJIS into UTF-8`
学会が配布するテンプレートが Shift JIS で提供されていた場合に,UTF-8 に変換します.
念のため,変換前のファイルのコピーのバックアップもとります.
提出時に Shift JIS に戻したい場合には,[VS Code の機能](https://code.visualstudio.com/docs/editor/codebasics#_file-encoding-support)を使って戻すとよいでしょう.## PDF ファイルのリリース
Git tag をつけて push すると,その commit でのコンパイル結果である PDF を GitHub Release に自動でアップロードします.
1. GitHub のページで,リポジトリの権限を `Setting` → `Actions` → `General` → `Workflow permissions` を `Read and write permissions` としてください.
2. VS Code で `.github/workflows/compile_and_release.yml` の `TEX_FILE_NAME` をコンパイルしたいファイル名(拡張子なし)で設定する.
3. VS Code で `Ctrl` + `J` で出る `TERMINAL` に以下のコマンドを実行する.
`タグ名`や`メッセージ`は適宜変更してください.
```
git tag -a タグ名 -m 'メッセージ'
git push origin タグ名
```
4. GitHub のページで,GitHub Actions が完了した後,`Releases` から PDF が確認できる.## 参考
- [LaTeX Workshop を使いこなす](https://qiita.com/Yarakashi_Kikohshi/items/a9357dd469320ffb65a0)
- Dockerイメージはこちらを使用させていただきました.https://github.com/tbistr/texlive-full-devcontainer## ライセンス
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