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https://github.com/ncaq/nlod

JLODを改良したMozc/Google日本語入力向けのDvorakローマ字テーブル
https://github.com/ncaq/nlod

dvorak google-ime google-japanese-input haskell japanese mozc

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JSON representation

JLODを改良したMozc/Google日本語入力向けのDvorakローマ字テーブル

Awesome Lists containing this project

README

        

# NLOD

NLOD(ncaq Layout on Dvorak)は、
[高速タイピング JLOD配列 (Japanese Layout on Dvorak)](http://www.mikage.to/jlod/)を改造したMozc/Google日本語入力向けローマ字テーブルです。

JLODに比べて、
NLODは以下の改良がされています。

* よく使う入力でホームポジションのキーを使うように
* キーの統一により単純化
* より左手より右手を使うように
* 主観的ですがルールを覚えやすく
* 記号入力の追加

# ダウンロードとインストール

からダウンロード可能です。

テキストファイルをダウンロードしたあと、
Mozcの設定画面からローマ字テーブル→編集→インポートでダウンロードしたテキストファイルを選択します。
既存のローマ字テーブルは消えてしまうので、
取っておきたい人はエクスポートしましょう。
「初期値に戻す」を選択すれば初期設定に戻すのは可能です。

# ビルド方法

自分でテキストファイル生成プログラムをビルドして出力する方法。

~~~
% stack build
% stack exec nlod > nlod.txt
~~~

# JLODからの変更点

例はなるべくJLODの公式マニュアルと同じものを使っていますが、
一部NLODの優位性を示したい場合自分で例を作っています。

## 拗音の打ち方(い行+ゃぃゅぇょ)

JLODでは、
拗音化キーAは第1ストロークが右手人差し指の場合は右手薬指`rnv`、
それ以外の場合は右手人差し指`ghm`となっていました。

NLODでは第1ストロークに関わらず、
拗音化キーAは右手中指`ctw`に統一されています。

* 情緒
* JLOD: `zm,tho`
* NLOD: `zw,tto`
* 百歩
* JLOD: `hna'fo`
* NLOD: `hta'fo`
* 平壌
* JLOD: `frqv;`
* NLOD: `fcqv;`

## 拗音の打ち方(う行+ぁぃぅぇぉ)

JLODでは拗音化キーBは第1ストロークが右手人差し指の場合右手人差し指`h`、
それ以外の場合は右手薬指`v`となっていました。

NLODでは拗音化キーBは第1ストロークにかかわらず右手薬指`nv`に統一されています。

拗音化キーBがJLODでも右手薬指となる場合、
変更はありません。

* ファイト
* JLOD: `hh'to`
* NLOD: `hn'to`
* ウォン
* JLOD: `wvq`
* NLOD: `wvq`

## 拗音の打ち方(え行+ゃぃゅぇょ)

拗音化キーBが同じく変更されています。

拗音化キーBがJLODでも右手薬指となる場合、
変更はありません。

* ディープ
* JLOD: `ddi-fu`
* NLOD: `dni-fu`
* ティンカーベル
* JLOD: `tnxca-beru`
* NLOD: `tnxca-beru`

## 頻出拗音の省略打ち

拗音キーなどがホームポジションに移行した影響で、
比較的使用頻度の低いこちらは打ちにくい場所に移動されました。

JLODでは`ゅう`は子音キー+同段中指でしたが、
NLODでは子音キー+同段中央列`fdb`の遠い位置に設置されています。
`ょう`の入力に変更はありません。

## 拗音+ク・ツの省略打ち

拗音キーが変更された影響で、
こちらの始動も変更されています。

また、
私はこのルールがどうしても覚えられなかったので、
覚えやすいように並べ替えました。

例えばJLODでは、
f始動系の拗音+ク・ツ省略打ちは

| g | c | r | l |
| ------ | ------ | ------ | ------ |
| ぴゅく | ぴゅつ | ぴょく | ぴゃく |

とキーボード上に並んでいます。
NLODでは

| f | g | c | r | l |
| ------ | ------ | ------ | ------ | ------ |
| ぴゃつ | ぴゃく | ぴょく | ぴゅく | ぴゅつ |

と並ぶようになりました。

私の主観ですが、
こちらの方がまとまりがよく覚えやすかったです。

## 母音+「き」「く」「つ」「っ」の省略打ち

最大の変更点です。
この変更により、
他の拗音キーなどを大移動することになりました。

JLODでは、
省略キーは中央列`fdb`に置かれています。
NLODでは、
省略キーは右手人差し指`ghm`に置かれています。

`っ`の省略打ちをすることは極めて頻度が高い作業なので、
打ちやすい場所に優先されて置かれました。

また左手にも変更を施しています。

JLODでは左手中央段で母音+`つ`、
下段で母音+`っ`、
上段でえ段は母音+`き`、
上段のそれ以外はそれ以外は母音+`く`が入力できます。

NLODでは左手中央段で母音+`っ`、
下段で母音+`んっ`、
上段で`a|o|u`に値する`'|,|p`は母音+`ゃ|ゅ|ょ`+っ、
上段のそれ以外である`.|y`は母音+`ぇ|ぃ`+っが入力できます。

`つ、き、く`の省略打ちをすることが殆どなかったので、
頻度の高い`っ`の省略打ちを左手のホームポジションに持ってきて、
さらに`っ`をサポートする省略打ちを導入しています。
これによりNLODは`つ、き、く`の省略打ち能力を失いましたが、
代わりに`っ`関連の省略打ち能力を持ち、
`'`で`っ`を入力しなくて良い場面が増えて、
より右手にキータッチを移動させることが出来ます。

* 聞く
* JLOD: `cfy`
* NLOD: `cicu`
* 極楽
* JLOD: `gr,rf'`
* NLOD: `gocuracu`
* 実質
* JLOD: `zbxsdi`
* NLOD: `zmisitu`
* 発達
* JLOD: `hd;tda`
* NLOD: `hhatatu`
* キンッキン
* JLOD: `cx'cx`
* NLOD: `cgxcx`
* フンッ
* JLOD: `hk'`
* NLOD: `hhk`
* キャッチ
* JLOD: `cga'ti`
* NLOD: `cg'ti`

# 記号入力

省略入力なので、
統一されたルールは無いので、
直接ファイルを見てもらう方が手っ取り早いかと思われます。

特筆するべきなのは、
使われる頻度が高い`…`を`p`単独に割り当てたことです。

また`/`をプレフィクスにして矢印など様々な記号を入力することが出来ます。