https://github.com/usagi/tono-monogatari-meiji-146
『遠野物語』の明治43年の初版を可能な限り美しく忠実に再現しようかな、というプロジェクト。
https://github.com/usagi/tono-monogatari-meiji-146
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『遠野物語』の明治43年の初版を可能な限り美しく忠実に再現しようかな、というプロジェクト。
- Host: GitHub
- URL: https://github.com/usagi/tono-monogatari-meiji-146
- Owner: usagi
- Created: 2013-01-02T05:45:03.000Z (over 12 years ago)
- Default Branch: master
- Last Pushed: 2013-01-02T05:52:18.000Z (over 12 years ago)
- Last Synced: 2025-01-13T11:11:20.406Z (5 months ago)
- Size: 1.12 MB
- Stars: 0
- Watchers: 3
- Forks: 0
- Open Issues: 0
-
Metadata Files:
- Readme: README.md
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README
# 明治百四十六年之『遠野物語』
## このプロジェクト何?
遠野物語の著作権消滅によるパブリックドメイン化は2013年となります。(著者没年より50年、書籍発行からではないので注意。)
この面白く奇妙で地味な作品の初版版の原本を画像化したものが国立国会図書館近代デジタルライブラリーにも収録され、一般公開されています。
ところが、完全に二値画像化された文献は資料価値としてはともかく、一般に読書に向いているとは言い難く、せっかく一般公開された素晴らしい原本とは言え、なかなか気軽に読書できるものではありません。それは読書というより解析作業となってしまうでしょう。勿論、遠野物語は複数の出版社から現代仮名遣いと漢字を用いた新訳書とも言うべきものが出版されています。それらを数百円で購入して読めば、非常に現代人にも読み易く、すんなりと遠野物語の世界、民話の伝承の世界をを楽しむ事ができるでしょう。しかし、「書物としての読み易さは欲しいが、どうせならば著者である柳田國男が生き、この書籍が本来発刊された明治四十三年の空気を文書から感じ取り楽しんでみたい」そうは思いませんか?
本プロジェクトでは遠野物語の初版原本の表現を可能な限り忠実に再現し、広く一般に公開する事を目的とします。
## 電子化計画のルール
1. 原本は国立国会図書館近代デジタルライブラリーで公開されている柳田國男氏の明治四十三年六月十七日版の『遠野物語』(初版350部の第52号)とする。
2. 初出の漢字や現代では珍しくなった表現等には仮名を振る。但し、原本から存在する仮名と区別できる様、本プロジェクトで追加する仮名は平仮名を用いる。(原書の仮名は全て片仮名で振られている。)
3. 必要に応じて側註を加筆する。但し、本プロジェクトで追加する側註は本文下部へ行うものとする。(原書の側註は本文上部に付けられている。)
4. 本文、振り仮名、側註、原書の内容は可能な限り忠実に再現する。表現についてもUNICODEでも対応不能な文字が用いられている場合などやむを得ない場合を除き、全て原書の表現を忠実に再現する。例え原書における明らかな誤植であっても充実に再現する。また、やむを得ない場合に措いても再現不能な表現がそこにあった事を側註で必ず明記する。
5. 遠野物語の面白おかしく奇妙な民話の伝承と当時の雰囲気を広める事を目的とする。## 現状について
実はこのプロジェクトは企画した私(@USAGI_WRP)が著作物のパブリックドメイン化を著者没年ではなく発行年から計算して居た為、このリポジトリーの公開2年前(2011年)にうっかり公開してしまうところだったものです。
当時は原著をできるだけ美しくかつ忠実に再現する手法として Microsoft WORD を用いました。よってこのリポジトリーに公開現在入っている .docx ファイルがそれです。
しかしながら、その後企画した本人は Microsoft WORD が安全確実に動作する Microsoft Windows の PC が無くなってしまったので、実は現在ではこのファイルを正常に開く事すらできません。勿論、Libre Officeで開く事はできますが、縦書文書でルビ付きかつ上下に側註ありの文書に対し再現率の低さには落胆してしまいます。(.pdfと比べてみて下さい。)
改めて.docxから文字列を回収し、HTML5なり種々の電子書籍形式なりQtなど使いC++ソースの実行形式本なりとして再編成する必要があります。
暇を見て徐々に作業しようかとは思うものの、作業はなかなかにゆっくりとなりそうです。それに、原著からのデジタル化、現代語ルビ、現代版側註の作業もまだ全体からすれば半分ほど残ってしまっていますしね。
なお、遠野物語に興味を持ち、読んでみたいという事であれば、このプロジェクトの原本(これは画像なので読み難いのですが)の他、2013年以降は青空文庫版もありますので、「初版の忠実な再現じゃなきゃ嫌だ!」という訳で無ければそちらを読んでみると良いでしょう^-^
## ライセンス
リポジトリーに含まれる全てのファイルはファイル中に特別に記載がある場合もそれを無効とし、全て以下のライセンスで配布するものとします。
* [CC0](http://creativecommons.org/publicdomain/zero/1.0/)
この措置は、企画者(@USAGI_WRP)が当時はCC0やパブリックドメインについて日本国内法に準拠しない可能性等を懸念していて、このリポジトリーの公開前に作成した文書本体データの内部ではCC-BY-NC-SAを採用すると記述している点に対するものです。
実際には現在こうして公開する段階では、最終的にこのリポジトリーは全てCC0とする事にしましたので、しつこくその旨記述致します。※公開に辺り、.docxを編集できれば良かったのですが、現在企画者は.docxを安全正確に編集できる環境がありませんのでご容赦下さい。(実はzipなんだから展開してソースのXML弄ればいいじゃない、とか勘弁して下さい。やってくれる方がいらっしゃるなら歓迎しますよ!)
(※原書は2013年よりパブリックドメイン)
## 企画者
* 伊藤 兎 // Usagi Ito
* Website : [Wonder Rabbit Project](http://www.WonderRabbitProject.net/)
* Twitter : @USAGI_WRP
* Facebook : usagi.wrp
* Google+ : 109182233705111057045